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Leichsenring(ライクセンリング)工房は既に現在6代目、100年以上も家族経営で伝統を守り続けている工房です。

1代目はエルツ山脈に錫のハンターとして1815年やって来てその後、ザイフェンに家を建てました。以来、その息子アウグスト(1796-1852)が木工ロクロの仕事を始め時が経つにつれ、鉱山労働者の家はおもちゃメーカーの家に発展して行きました。

3代目のエミル(1889-1951)が当時の自動車産業の繁栄に触発され、あらゆる種類の小型自動車のミニチュアを正確に製造し貿易も開始。

4代目のエリック(1904-1985)は玩具専門学校で学び、比喩的なデザインを生産に取り入れ始め、ライクセンリングのロゴマーク(上の画像)となっているリングを持つ小人たちを1931年に作成しました。1935年にロクロ職人としてマスターの試験に合格した最初のザイフェン出身の一人とのことです。今も続いているイースターバニー生産もこの頃に始まりました。戦争勃発後、徴兵され、1940年にロシアに捕虜となり8年後の帰国まで工房は休止状態でした。

その後、精力的に生産を始め、クリスマスマーケット、森の人々などのミニチュアフィギュアの新しいパターンが登場。

そしてあの「フラワーマーケット」など大変ユニークな作品となりました。当時、この精巧に描かれたランタンを持つ小さな「メッテンガンガー」シリーズは当時から最も成功したデザインとなりました。

1974年に5代目となるギュンター氏(1931-2018)が工房を引き継ぎました。1945〜1948年まで玩具専門学校で学び、1952年にマスター職人の試験に合格し、1978年に教師としての仕事を辞めた妻のカタリーナも工房で一緒に働き始め、立派な玩具メーカーに。

そしてギュンター氏の娘さんのGittaさんが、暫くは両親と3人で工房で仕事をし、先祖の足跡をたどりながら玩具職人の修業を積みました。彼女も1988年に玩具専門学校で職人技師試験に合格し、1995年にお父様から工房を引き継がれました。父娘で2000年にこの「メッテンガンガー」で「伝統的な形」の賞を受賞し、また2004年には「卓越した伝統」という少を受賞。

手作業が特徴の工房で、彼女はたった現在2人の従業員と一緒に「手仕事が特徴の先祖が作り上げた伝統を引き継ぎながらも創造的であること」が工芸を続ける方法である、、、と。

毎年,数量に制限はありますが、春のうさぎさん、クリスマスのメッテンガンガーシリーズ、そして今は生産をされていないお品をザイフェンで見つけていただいて取り寄せております

。 Leichsenringのホームページと「Vom Spielzeugmacher sum Kunsthandwerker」から参照させていただきました。

Leichsenring 工房さんは何時もすべての在庫があるとは限りません。その年の新しいバージョンはほぼ、大丈夫ですが、年によってその年に力をいれて生産をされるアイテムが異なりまして、協同組合さんに在庫のあるバージョンや取寄せていただけるもののみのお取り寄せをしております。また、2022年から毎年大きく値上がりがありまして、過去の価格掲載が難しく。。。その年に入荷の無いバージョンは「0円」表示にさせていただいております。ご理解いただきますようお願いいたします。

2009年と2016年にこちらの工房を訪れた時の画像をご紹介します。 2009年には何もわかっていない状態でした。工房の名前すら、、、

ぎっしりと並んだ製作途中のパーツとそれを黙々と塗る職人さんに思わず、シャッタオー切った感じです。

外観(2016年)

丁寧に、きっちりと。。。。(2009年)