カート
ACCOUNT
PRODUCTS
カタログ
ピックアップ
SHOP
BLOG
GUIDE

ザイフェンの特技(動物・車・木)

ライフェンドレーエンの動物たち

ドイツ・エルツ山地のザイフェンのおもちゃ作りで世界に類を見ない特別な技法ライフェンドレーエンライフェン(Reifen) とはのこと、ドレーエン(Drehen)回しながら加工するという意味で、日本のこけしやお椀をつくるあのろくろ細工からさらに発展した技法です。

その歴史は

1800年以降に知られるようになったザイフェンとその周辺にしかない木工技術です。それは資料が残っていないため正確にはわかりませんが、1803年の玩具カタログには「10件の家を並べると半円になる」との説明があり、この技法で作られたのではないかと推測されているようです。 一番古いこの技法について書かれたものには1810年ドレスデンで見つかっているとのこと。これには「最初にライフェンドレーエン技法で作られたのは『町の家々』、さらには高い技術を必要とする『動物』だった。」とあります。が、はっきりと明確にライフェンドレーエンと公に記述されたのはザクセン王国の資料の中1837年のものだそうです。



この技術の始まりは

1.この地方に広く行われていたろくろ加工の技術が徐々に変化した説。

2.この地方の古くからガラスの製造が盛んで、ガラス製品を製造する時に濡らした木製の型の中にガラスを流し込む方法があり、この型をろくろで作る職人は、たくさんの型を作るうちに、ものの形を想像して型を生み出し、ろくろ加工の技術とものの形である木型との感性が合致し、職人たちが生み出したものがライフェンドレーエンであるという説。

動物ができるまで





通常のろくろ加工は木材を縦方向に切断してこけしなどに使用するのに対し、この技法は木材を輪切りにして加工します。森から制作に適した樹木(トウヒがよく使われます)を選び、輪切りにし、割れ目が入ったりしないように水に漬けてから、ろくろにセットします。旋盤でその輪切りを回転させながら外側から刃物で切り込んで行きます。製品の下側になる個所から行い、完了すれば、裏返して下側と同じように上側も削ります。横でみていても、職人さんが何を彫っているのかは分かりません。リング状の動物が完成。ろくろから取り外して、ナイフで垂直に割れ目を入れると初めて動物の側面が現れます!!一つの輪から通常60個の動物の素が切り出されます。

この一つの動物の素を一つずつナイフややすりで形を削り、別に切り出してある部品(耳や尾など)を接着します。

次に地色のペイントの中に潜らせ、それぞれの動物に手描きで模様や目などが描かれ、ようやく出来上がり。





一度にたくさんの動物ができる量産なので、経済的に優位な技法として発達していったようですが、この技法が操れるマイスターは10人以下のようです。

(アトリエニキティキさんのホームページの情報を参考にさせていただきました。)