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ヴェルナーグレーザー(WERNER GLASSER)工房:冬シリーズ

ヴェルナーグレーザー工房

冬のマーケットシリーズ

2022年W. Glasser工房の現オーナーが体調を崩されているようで、追加をお願いしておりましたが、少数のみの入荷となりました。一日も早いご快癒を祈っております。

1880年生まれの初代グレーザー氏が水車作りのロクロ職人の見習いからザイフェンの技術学校で学び1904年24歳の時に木製玩具の商売登録、1915年に工房を設立されました。

その後息子さんも高等専門技術学校を卒業し、1930年までの間に130アイテムものアイテムを作り出したとのこと。クリスマスのアイテムなどもこの頃から始まり、彩色のスプレイの機会を導入後、格段に質が向上し大好評を集め、1938年から今に至っています。 が悲しいことに、そこで仕事ができたのは僅か2年だけ。1940年に出兵、1941年にポーランドで亡くなってしまいました。初代夫妻が息子亡きあとも、戦中、戦後の材料も人手もない時期を乗り越えて工房を守り、1958年ころまで小さなピラミッドを含むミニチュアが作り続けられたのです。

1951年には工芸品ビジネスとして認められ、孫にあたるヴェルナーさんが1960年からお爺さまの工房で働き始め、1963年にマスタークラフトマンとして引き継ぎました。社会主義の時代も祖父夫妻、お母さんと叔母さんも無くなる直前までお手伝いされたとのこと。


そして、ここに掲載しています「露店(マーケットスタンド)」シリーズ、祖父の伝統に新しく手を加えたりして、1985年に「手工芸品の認証」というタイトルを獲得され、2003年にはミニチュアシリーズの「ザイフェンの露店」がエルツ山脈職人と玩具メーカーによる主な3賞の中の一つである「伝統と形」賞を受賞。2004年には工房100周年を迎えられました。

マーケットには【夏】と【冬】のシリーズが作られています。

面白いのはそれぞれの人達に名前がつけられていること。リストをもらったので,わかる限り登場人物のお名前を記しています。

今はヴェルナーさんの孫にあたるピエールさんが家族経営工房を継ぎ、6代目のロクロ細工職人と玩具作り職人として伝統を守りながら制作を続けておられます。

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