「ノアの方舟」一点のみやって来てくれました。
（次回入荷分から65,000円になります。）

18世紀以降、ヨーロッパで最も普及した家庭用玩具とのこと。
旧約聖書に由来するテーマを扱っているので、方舟遊びが聖書の読み聞かせと結び付いていたことからと。

子供たちのごっこ遊び用にこの方舟が楽しい舞台や装置になったのでしょうね。

エルツ山地では19世紀末、このおもちゃの方舟の主な製造元になり、屋根や壁を開く様にしたり、車輪をつけたり、、と変化に富んだものが作られていたとのことです。今も，ヴェルナー工房のカタログには車輪の付いた方舟があります。。

そしてその動物たちはライフェンドレーン技法で作られていたのです。

ライフェンドレーン技法の第一人者と言われるクリスティアン・ヴェルナー工房のアイテム番号「0100」！
たくさんの動物たちが必要なノアの箱舟はクリスティアン・ヴェルナーさんが最初に挑戦されたおもちゃだった・・腕を磨くためにお父様からの課題だった、、と何かで読んだことがあります。

ライフェンドレーン技法によって作られたのオス・メスペアの動物が18種類・36ピース。
(ぞう、きりん、らくだ、馬、熊、牛、ろば、羊、豚、犬、ぶちの小型犬，にわとり、にわとり黒・かもしか、やぎ、鳩、かも、あひる）
オスとメスがしっかりとわかる動物もそれぞれ，ペアになっていますよ。

ぞうの雄には大きな牙、牛のメスは乳牛、カモシカと羊の雄に大きな角、キリンの雄にも小さな角、大きなとさかのついた雄鶏。とても細部まで表現されています。

そして
ノアさんと婦人。

方舟は地下になる船体、２階になる甲板の上部の部屋、屋根の3パーツからなり
スロープも。

そして
ラインホルトの絵本の影響もあって(「くるみ割り人形とあわれなラインホルト」）
子供向けのおもちゃとしてのスタートから
片付けのことも考えられ、全てが船の中（地階と看板の上の部屋)に収納できる様になっています。
やって来た時も、そのようにやって来ました。

ザイフェンの特技の技法で作られた動物たちが見事です。

クリスマス時期に，お子さんとご一緒時間に，，、いかがでしょうか？

バックの虹は積み木のアークレインボウ(neaf)を置いてみました。セットには含まれておりません。

サイズ：　箱舟全て組み立てた状態の時の最大箇所　24.5L x 8.8W x 13cmH
　　　　　動物　6.5cmH(きりん) から2cmH (はと)各種

ドイツ　クリスティアン・ヴェルナー工房

>Reifendorehen（ライフェンドレーエン）
1800年くらいからドイツ・ザイフェンの伝統特殊なろくろ技法
主に動物を作るためです。
●ドーナツ型の木材を木工旋盤で、指先だけの感でのみで削っていき、そのドーナツを割るとと動物の形の基礎が現れるという方法です。
大量に同じ動物が作れるので、一つ一つ彫刻で作ることに比べると時間の節約になることから広がりました。
まるでそれは金太郎飴のようです。