凛としたお顔。
でも、どこか今の王様とは違う感じ。。。。

よく見ると
お髭が違うんです。

今のお髭に比べて、もっと分厚く、そして荒削りな感じ。
木製の彫刻されたお髭。

ベースの裏にはどこにもFuechtner工房をうかがわせるロゴもサインもありません。

そこで、
Volker Fuechtner氏に画像をお送りして、伺ってみました。

なんと
とても、珍しい作品だとおっしゃっていただきました。
1960年近辺のもので
髭のスタイルが硬いダンボール製に移る移行期のものとのこと。
数も少ないのでしょうか。。。。

Volkerさんの作品ではありませんね。お父様か、または、お祖父様の作品。

60年前のもの、全体的に綺麗な状態です。
顔の髪の毛の付け根に1箇所
王冠の黒い部分に
土台の2つの角にそれぞれ、
小さなペイントの剥がれている箇所があります。
そして
後ろのバーと右手の袖の折り返し部に薄い汚れがあります。
王冠のトップのゴールドのラインが薄くなっているところもあります。
そして後ろから見ると、台から外れたことがあったかもしれません。

箱はありません。

MeKiKiさんが蚤の市で見つけられたのですが、
お値段に躊躇されて、諦めてこられたお品。
でも、やはり、忘れられなくて、
販売者を探されたら、なんとお知り合いのお知り合いということが分かり連絡を取れたと。
幸い、まだ彼の手元にあったので求めることができたとのこと。
赤い糸があったような気がしております。そして
MeKIKIさんの目利きさんたる力が発揮された時でした。

そんな、珍しいくるみ割り人形です。
Volkerさんのお墨付きのくるみ割り人形です。


サイズ
　　　 35cmH
ベース：7.5Wx 9.5D x 1.7cmH

ドイツ・フュヒトナー工房生産